ある瞑想家の気づき

瞑想を通して得た気づきなどを書いていきます

人はみな集団催眠にかかっている。

江頭2:50が催眠術にかかる動画を見ました。 

まず、催眠術師の先生が、 江頭さんを催眠状態にします。
そして「 口にするものが何でも甘く感じるようになる」という暗示をかけて、差し出したわさびを食べさせると、本当に甘く感じてしまうらしく、 江頭さんが「甘い甘い」と言って食べるのです。 
しかし途中で先生が指を鳴らして催眠を解除すると普通の感覚に戻ってしまい、江頭さんは途端にむせ返りわさびを吐き出してしまいます。 
そこでまた先生が指を鳴らすと、江頭さんは再び「甘い」わさびを食べ始めるのです。

 

不思議ですね。
人間の認識とか知覚がこんなに脆くて崩れやすいものだなんて。 
しかし考えてみればこの動画を面白がっているわれわれだって集団催眠にかかって生きているといえないでしょうか。

 

ほんの一例ですが、「年収がウン百万以上は勝ち組で、それ以下は負け組だ」とか、「20歳までに、30歳までにはああしなければいけない、こうしなければいけない」とか、「あの生き方が良くてこの生き方がダメ」とか、
こういった価値観にはなんの根拠もないわけです。
そしてまた、こういった類の何の根拠もないものを信じ込んだ人たちが、自分や他人に暗示を掛け合っているのが今の世の中ではないでしょうか。 

 

だから今、この催眠術師の先生のように指をパチンと鳴らして人の目を覚まさせてくれる人が世の中に必要なのです。 

眠っている人たちの中にあって、 目が覚めている人。そういう人のことを昔は賢者と呼んだのだと思いますが、今の世の中にそういう人はいるでしょうか。