ある瞑想家の気づき

瞑想を通して得た気づきなどを書いていきます

心療内科よもやま話

月に一度心療内科に通っています。
私が通い始めたのは開業3〜4年目ぐらいのころで、 その頃は先生も丁寧に応対してくれてたのですが、 最近ではまるでルーチンワークでもこなすかのような事務的な応対をされます。
私は別に不満に思っていないのですが、 口コミを見たら他の患者さんが「先生に冷たい態度を取られた」と言って非難されておられました。 

 

精神科医の多くは多分、ある程度の期待や熱意を持って開業されるんでしょうね。 (そうじゃないと開業なんてしないか)
ところが現実は思うようにいかない。 
既存の制度や、枠組みは何一つ変えられず、 自分のやり方は全然通用しない。 
壁にぶち当たるたびに結局、長いものに巻かれた方が楽だと悟るようになる。 
妥協と諦観の末にたどり着いたのが今の先生の姿なのだと思います。

 

かてて加えて精神に問題を抱えた患者の相手。多いところだと1日に40人近い人の面倒を見てるそうです。 
精神を病んだ人と付き合うとプロでも心を持って行かれるのでしょう。
先生もな〜んか最近精気がなくて逆に「大丈夫かな?」と思います。 
ただ座って患者の話を聞いて、パソコンをカタカタ打って、薬を処方して年収一千万。いい商売であるという人もいますが、 実際に精神科医の先生を見ていると、その代償はとても大きいように思います。